CONCEPT
森の中で暮らすこと
2007年より八ヶ岳の南麓、標高は950mにある北杜市の町
コナラやアオハダ、ツリバナや林床にはチゴユリやホタルブクロなどが群生する
いわゆる雑木林の中で暮らしています。
春には山菜を食べ、夏は木陰で休み、秋の紅葉の見事なこと、冬には薪ストーブで暖をとる。
森の中での暮らしは四季の変化に敏感で劇的に変化する季節を五感で感じることができます。
毎日自然の流れ中に身をおいて生活をすることでいつしか自身の造園手法も変わりました。
地石や雑木、野草などこのあたりにあるごく身近かな素朴な素材を庭の主体として
あまり装飾されない優しい庭づくりを日々心掛けるようにしております。
設計の際も机の前に広がる自然をお手本に図面をひろげ線を書き込みます。
この清涼な風や光そして時間を私の作庭するお庭で皆さまが感じて頂くことができたなら
庭屋としてなにより幸いでございます。
