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WORKs.No2 現場情報
こんにちは。珈琲豆部の加藤です。

7月の最終週に入り、心なしか、八ヶ岳の朝夕に吹く風が
夏の盛りを過ぎた涼やかな風に変わったような気がします。

今回は、春にアオハダやコアジサイ、シャラに白樺などなど雑木の
植栽をした現場で新たに花壇造成工事を行いました。
場所は山梨県長坂町
こちらの現場は昨日、
工事が終了し7月中旬頃から始めていた工事、完成まで約半月程です。

こちらが現場の作業前の写真です.

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なだらかな坂になっている花壇が、お分かりでしょうか?
手前に並んでいるレンガが、
この坂上になっている花壇の土を押えているよう。
そしてアクセントですよね。
施主さんから『草取りなどの作業がしずらい・・・』などの
ご依頼があり、今回の造園工事に入りました。
そして施主さんからのご要望は『レンガ造りの花壇』
+加藤君の提案する庭づくりを。

はじめに施主さんからのご要望のレンガの花壇造りから。
坂上の花壇にある植物の移植から始めました。

①レンガ基礎

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②レンガ積み

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次に加藤君の提案する『石積み』。
なだらかな坂になっていた花壇を整地すると段差が出来たので
(上記写真奥)
そこの土を押える為の塀のような、言わば仕切りですね。
この石は長野県の佐久地方から取れる石を使っています。
加藤君が、その独特の石の形と色、
固さに惚れて惚れてしょうがない石です。

③石積み作業

手前がレンガ積みで、奥が石積み。

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正面から見たレンガ積み(手前)と石積み(奥)。

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きれいに並べられたレンガ積みの花壇塀と、
少しづれていて崩れそうな
(目地をつめて自然な風合いをだし裏側にはコンンクリートでしっかりと固めてあります。)
感じの石積みの塀を並べて見ているとカントリーな雰囲気が現れます。
この2つのそれぞれ個性ある花壇には、これから植えていく植物達の
表情すら変えてしまう面白さがある気がしてワクワクします。
レンガ積みの花壇にはハーブや野菜、野草や園芸種を、
石積みの花壇には実のなる木や雑木を・・・などなど。

石の表情は本当に面白く、実際触るともちろん固いのですが、
こう崩れた感じに並んでいると何だか木のように少し柔らかい感じが
私にはしてきて、庭の風景を一気に柔らかく包み込むような気がします。
しかし一転。雨など水に濡れると表情がとても色っぽく艶っぽくなり、
シャキッと引き締まるように思えます。そして、カントリーな雰囲気の
石積みから、
日本庭園の石庭を思わせるような格好の良い雰囲気に変わるんです!!
私、ちょっと興奮してしまいました・・・すみません。

とにかく私もいつの間にか、この『石』に惚れてしまっているんですよね。

③石の階段と野芝

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最後の仕上に大きい石で足場となる階段を作り、
野芝を張って出来上がりました。

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施主さんはもともと植物がお好きな方だそうなので、
花壇に植える花選びをおおいに楽しんで頂きたいです。
庭での作業や庭で過ごす時間も、
きっと気持ちよく有意義な時間となるお庭になったのでは・・と。
加藤君曰く、施主さんからお褒めのお言葉を頂いたとのことでした。

7月の猛暑の中での作業、加藤君、お疲れさまでした。
そして、今回も素敵な庭造りを見せていただき、
ありがとうございました。

次の現場はお庭のブロック積み&フェンスの施工だそうです。
また追って現場情報をお知らせいたしますね。


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