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辛抱
こんにちは。珈琲豆部の加藤です。

本当に春はどどどとやってくる!
八ヶ岳を甲府盆地から望むと裾野に桃色が広がってきているそうです。

冬の寒さに耐え忍んだ野草や樹木が一気に水を吸い動く時。
私はこの時期なるだけじっとしているようにしています。
なんてったて、このパワーはスゴイ!
杉だって、あんなに花粉を飛ばしてはしゃいでるし、色んな花々達は競い合うように風景を彩っていくし・・・
あぁー敵わない敵わない。このパワーには毎年負けっぱなしです。

でも自然は、決して人を傷つけることはありません。
いつだって、そっと寄り添ってくれる。

自分を傷つける人や物に近づこうなんて誰だってしません。
自然もきっと同じように生きてると思います。

だから、何かを見失いそうになった時、悲しくなった時、そんな時は自然の力を借りて下さい。

「辛抱」とは、辛さを抱きしめると言うこと。
自然は冬の厳しさを知り、生き耐え抜く力を持っています。
だからこそ、花は可憐で、時には自分を犠牲にしてまで繁殖していく強さがあるんですよね。
そのことを考えた時、私の人生はまだまだだな・・・と思ったりして。

今、辛さを抱きしめれるからこそ、蕾を膨らませることが出来る。
夢開いた桜は、少しづつ散り葉を茂らせて雨の日も風の日も枝にしがみ付き、また装いを変え皆を楽しませ、やがて葉も散り、冬眠に入る。
そして、また夢を持って蕾が膨らむ。
そんな桜のように、この過程を繰り返し人も同じように生きて行ってる。そんな風にふと思い綴りました。

今は自然の前ではジッとしている私ですが、こっそりと思いっきり伸びをして素知らぬ顔をしてみたり・・・春の勢いに対抗だなんてめっそうもない!けど、これでも春が好きなんです。ひっそり楽しみます。珈琲片手に。
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