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風景に思うこと
こんにちは。珈琲豆部の加藤です。

雨の滴る林の下。
去年までは、そんな所に住んでいましたが、今は雨の滴る山が見える場所に居ます。

大きな木が無い生活は、無機質で温かみも何も無く感じていましたが、今は庭を造るという楽しみを頂き、庭部の加藤君の本を盗み見ては、小さく夢を描いたりしています。

そんな中、久しぶりに手に取った本。

『庭園作法』著 柳生博さん

八ヶ岳で住み始めた頃の雑木についての私の教科書。
そして、加藤君が八ヶ岳に来るきっかけとなった本。

10年経ち、再読する本に、雨音も聞こえず。

風景を作るということ。

風景と共に生きるスケール感は、手を空に仰いだ範囲から見えるもの聞こえるものから人は築いて行けるのかなと思いました。

そこから広がる風景は、自分の花壇を越え、畑を越え、庭を越え、街となり人の輪となり笑顔となり。
自然との共存は本当に難しく、視点を変えなければ見えないもの感じないものがあります。
その中で命を育むこと、世代をつなぐことを考え生きる。

『庭』って奥が深いな。奥を深くしてるだけかな。
でも、土に触るって気が休まる。木も休んでいるし。
本来、子どもたちも土が大好き。毎日、服のポケットから魔法のように砂が出てくる・・・
『おーい!』っていつも思っていますが、土を触って気持ちが良いって感じるのは、私も小さい頃、同じ事をしていたから・・・ですよね。

『家にいても庭を感じる家を』
著書にそう書かれています。
家と庭が近いなんて、もう立派な『風景』ですね。
その中に、登場する珈琲を作れたらな〜なんて、また小さく夢を描いてしまいます。

雨の日に、ふらっとめくるページには、深々と気づことがあるやもしれません・・・よ。
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