ARCHIVES
TAGS
Works.NO4 現場情報
こんにちは。珈琲豆部の加藤です。

今回は先日『採掘場』のブログ記事で少し取り上げていました『愛犬のお墓』の施工が終了しましたので、ご紹介します。

この現場は坂になっています。
正面にある白い十字架に向かって下から上がっていくと、手前に石のアプローチが階段状になって造られています。
そこを進むとワンちゃんのお墓が。

裏側より

0.jpg

石で囲われているこのお墓は、施主さんの希望で花壇になっています。今は青々とした芝生だけですが、これから施主さんの手によって野草が植えられるそうです。こうして、季節ごとに咲く花を育てながら亡きワンちゃんと一緒に過ごしていくんですね。

0.jpg

お墓の手前にはワンちゃんのネームプレートを。

0.jpg

鉄製のこのネームプレートは加藤君が信頼を置いている鍛冶屋さんにオーダー。
メッキ加工し、塗装しているので錆びず、プレートを叩いているので良い風合いが出ています。
平面上のプレートですが、切り抜かれたワンちゃんのネーム部分からは太陽の光が抜け、そしてネームの周り部分は芝生に影が落ちるので、立体感がうまれ格好が良いですね。
しっかりした重さのある鉄のネームプレートは、このお墓全体を締まって見せてくれているように思います。
しかも、お気づきになったかと思いますが、このワンちゃんのお名前が『てつ』君なんです。
言うまでもなく鉄のネームプレートは彼にとって、とても相性の良い物になっていますよね。

今回、初めてワンちゃんのお墓を手がけた加藤君。
庭屋として、お墓という名目の中で造られたこの庭の風景。
中で眠っているワンちゃんが心地よく過ごし、気に入ってくれていれば良いなと思います。
そして、施主さんと、これからもこの場所で色んなお話をしたり、沢山の時間を過ごしてくれれば良いなとも思います。

今回も『庭』という空間の中で人が過ごす時間に触れ、庭は決して必然性はないのだけど、太陽の下にある庭という自然な場所で日々過ごしていく人の自然なありのままの姿を感じ、庭の持つ生命力の心地よさを感じました。
日々の暮らしの中で、そういう場所があるって良いなと思います。
固定リンク | comments(0) | trackbacks(0) | この記事を編集する
<<明日は・・・ | ぶなの木ブレンド >>